写真家 樋貝吉郎によるスノーボード界初の写真集「空」Kúu。オールドスノーボードを知る上で貴重なバイブル。

絶版

当時モノマガジン編集長の土井さんが手がけてくださったスノーボード写真集 第一弾の「空」(Kuu)。日本ではこれが初めてのスノーボード写真集になるそうだ。

樋貝がちょうど東京から北海道の倶知安に移り住む前、出版された様々な思いが詰まった1冊。タイトルはいろいろ考えた挙句「空」(Kuu)に。そらとは読まず色即是空(しきそくぜくう)からきてます。「スノボ」の本なのに渋い?

・・・。

まだ誰も踏み入れていない純白の雪や自然を通しスノーボードは僕たちに様々なことを教えてくれます。そしてそれは今も。雪はいずれ溶けてなくなります。物体は空なのです。この本も空、おかげさまで絶版となりましたが、興味のある方は国会図書館で見ることができます。

「空」(Kuu)に次ぐ、そういった意味での樋貝のスノーボードの写真集といえば、2017年に発表した真っ白い表紙が際立つ「1994 THE PATH TO GENESIS」である。ひとつひとつのターンにすべてがあった僕たちの最も純粋で崇高なモダンスノーサーフが現代に至る出発となった時代の目撃者、樋貝吉郎の渾身のドキュメンタリーである。とは、gentem stickの創立者 玉井太朗。玉井氏をはじめその仲間たちが命をかけ開拓し、遊び、冒険したあの時代のすべて。「空」(Kuu)が熟成し洗礼された「1994 THE PATH TO GENESIS」。機会がありましたらぜひこちらもお手に取ってみてください。

 

空「Kúu」

 

撮影 樋貝 吉郎

発売 1998年

表紙 クレイグ・ケリー

ページ 95page

出版  グリーンアロー出版

 

モンゴル 1994.9.14  玉井太朗 高久智基 倉岡裕之

アルタイ山脈

 

モンゴル フィテン峰1994.9.14

玉井太朗

 

Island lake lodge

Craig Kelly 1996.12.14

 

シベリア バジャール山脈

1994.11.16

小森康裕

 

立山 1995.11.13

植村能成

 

利尻 1996

サンセット

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隣にアップした立山プライベートキャンプ直後⛺🏂. 1996年。スプリングトリップ。海の向こうの利尻での出来事。メンバーは遠藤明郎、石川太、玉井太朗、シーサー、高久智基、倉岡裕之と樋貝。それは真夜中の出来事だったそうだ。遠藤くんと樋貝はテントの中で正座するしかなかった。横殴りの猛雨がフライを吹き飛ばしテントのジッパーの間から中に流れ込み、なかはプールのような悲惨な状況。とにかくお手上げ状態だった。当然、寝袋もビジョ濡れだ。 陽が昇るには気が遠くなるような時間があった。ふたりは意を決し、豪雨のなかテントをたたんで公園のトイレに詰め込み、車のなかに逃げ込んだ。幸いにもテントを張ったのは山の麓近くの見晴台だったのである。しばらくすると、別テントも同じようにあきらめて、テントを畳だした。朝になって テントが完全に横を向いているというのに、まだ寝ているチームがいた。植村直己物語でエベレストのサポートを務めた国際山岳ガイドの倉岡さん率いる智基ペアだ。「隣に駐車場あるんだし、これぐらい楽勝じゃないですかあ」さすが一流は言うことが違う。玉井さんやシーサーたちはどうしていたのだろう。たぶん彼らのことだからテキパキ動いていたんだと思うけれど記憶がない。 1996/05/07 次のローソク岩に続く🔱 RESPECT🏂 @tarotamai @tomokitakaku @ akioendo @ futoshiishikawa @ hiroyukikuraoka @ tomomikuwahara #利尻#springtrip#snowborder#snowisland#rishiri#nisekolocal#yoshirohigai#studiofishi 📷@yoshirohigai

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隣にアップした立山プライベートキャンプ直後。 1996年。スプリングトリップ。海の向こうの利尻での出来事。メンバーは遠藤明郎、石川太、玉井太朗、シーサー、高久智基、倉岡裕之と樋貝。それは真夜中の出来事だったそうだ。遠藤くんと樋貝はテントの中で正座するしかなかった。横殴りの猛雨がフライを吹き飛ばしテントのジッパーの間から中に流れ込み、なかはプールのような悲惨な状況。とにかくお手上げ状態だった。当然、寝袋もビジョ濡れだ。

 

陽が昇るには気が遠くなるような時間があった。ふたりは意を決し、豪雨のなかテントをたたんで公園のトイレに詰め込み、車のなかに逃げ込んだ。幸いにもテントを張ったのは山の麓近くの見晴台だったのである。しばらくすると、別テントも同じようにあきらめて、テントを畳だした。朝になってテントが完全に横を向いているというのに、まだ寝ているチームがいた。植村直己物語でエベレストのサポートを務めた国際山岳ガイドの倉岡さん率いる智基ペアだ。「隣に駐車場あるんだし、これぐらい楽勝じゃないですかあ」さすが一流は言うことが違う。玉井さんやシーサーたちはどうしていたのだろう。たぶん彼らのことだからテキパキ動いていたんだと思うけれど記憶がない。

 

 

 

このあと驚愕するような突風に晒される撮影チーム。続きはインスタグラムで!!

「 1994 THE PATH TO GENESIS」

『誰も行ったことのないところを旅をして、誰もやっていないことをやる。

それを世界に見せる。スケートボードの写真を撮っていたことからスノーボードに出会った自分が、登山家も顔をしかめるようなロケーションに足を踏み入れるようになったのは、正直自分でも驚きだ。そのきっかけを作った玉井太朗との出会いは、この本の始まりよりも、やや遡った1985年頃…』

 

 

写真集「 1994 THE PATH TO GENESIS」序文より

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