スノーボード写真集「1994 THE PATH TO GENESIS」のご案内

彫刻を彫るかのように一歩一歩。ニセコ、アラスカ、モンゴル、シベリア…。未だ見ぬその先にあるものを目指し命を賭けて挑んだ滑り手たちの記録。

永久保存版

写真集  スノーボードフォトグラファーひがいよしろう「1994 THE PATH TO GENESIS」の白いカバーの写真

写真集  樋貝吉郎

1994 THE PATH TO GENESIS

 

 

発売 2017.12.15(Fri)

ARTIST YOSHIRO HIGAI

PAGE 128pages/4c

SIZE   263×315mm

OTHERS スリーブカバーケース付

PUBLISHER   bueno! books

PRICE 5,200yen (+tax)

 

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「1994 THE PATH TO GENESIS」と名付けられたこの本は、ひとつひとつのターンに

すべてがあった僕たちの最も純粋で崇高なモダンスノーサーフが現代に至る出発点となった時代の目撃者、樋貝吉郎の渾身のドキュメンタリーである。

 玉井 太朗

駆り立てられる衝動がスケートボードから白銀の世界、スノーボードに大きく変移したのは、

写真集のタイトルでもある、1994年。

まさに無限の地平が目の前に姿を現した瞬間であった。玉井太朗と仲間達によって未知への扉が開いた。写真集に収められた数々のショットは1994年のニセコ、アラスカ、モンゴル、シベリアの1年を皮切りに谷川岳(1995)、利尻山(1996)、1998年GENTEMSTICKのスタートを経て、

イタリア(2000)、人工地形THE WALL(2005)、

白馬…で撮られた2017年までの

ベストオブベスト。

 

YOSHIRO HIGAI

1994年 壮大な雪山Alaska(アラスカ)のパウダースノーを滑るスノーサーファー玉井太朗さんの画像。写真集  樋貝吉郎  1994 THE PATH TO GENESISより

 

1994  Alaska

1994年日本人初モンゴルにてスノーボードの旅。車が何時間もスタックして疾苦八苦するワンシーン。仲間達とガイドさんと記念写真。写真集  樋貝吉郎  1994 THE PATH TO GENESISより

 

1994  Mongolia

1994年冬のシベリア。日本人スノーボーダー初滑走。どこまでも白い山脈が遠くにみえる山頂をハイク中のスノーサーファー玉井太朗。写真集  樋貝吉郎  1994 THE PATH TO GENESISより

 

1994  Siberia

2000年アラスカの雪山。雪煙を放ちながら急斜面を華麗に滑るスノーサーファー玉井太朗の画像。写真集  樋貝吉郎  1994 THE PATH TO GENESISより

 

2000  Alaska

誰も行ったことのないところを旅をして、誰もやっていないことをやる。それを世界に見せる。スケートボードの写真を撮っていたことからスノーボードに出会った自分が、登山家も顔をしかめるようなロケーションに足を踏み入れるようになったのは、正直自分でも驚きだ。そのきっかけを作った玉井太朗(ゲンテンスティック創立者)との出会いは、この本の始まりよりも、やや遡った1985年頃…

樋貝吉郎

誰も行ったことのないところを旅をして、 誰もやっていないことをやる。

「1994 THE PATH TO GENESIS」序文より

写真集ができるまで

 

 

1994 THE PATH TO GENESISに関わった人々

 

写真集の発案をしたのは日本が世界に誇るスノーサーフブランド、ゲンテンスティックの玉井太朗さんです。来年ゲンテンスティックが設立20周年迎える前に1994年に始まった樋貝吉郎と玉井さんたちのセッションを一冊にまとめ直して、世界中の人々に見てもらうことを主眼にしています。写真のセレクトと組み方を担当したのは、骨太スノーボード専門誌、ディギン・マガジンのダイゴこと小林大悟さん。ダイゴの編集手腕にどれだけ助けられたことでしょう。夏前から少しづつ写真をピックアップしていました。そのポジフィルムをデジタルカメラでデュープを作るように複写して、サンプル用のプリントを作成。これを軽いjpgデータにして、スタッフとファイル共有して、プリントアウトしたものは400枚くらい。

 

プリントを6尺大の大きなレフ板の上に、ニセコ、モンゴル、シベリア、アラスカ、フリーライドの5つのセグメントごとに並べる作業を何回も何回も繰り返しました。なんとこの作業が始まったのは、10月半ば過ぎ。12月に本を出すのにです!5つのセグメントにするというのもセレクト中に確定したもので、最初の構想はゲンテンスティック以前の1998年までのセッションに絞るというものでした。セレクトを繰り返した後の、深夜3時頃、年代の縛りは取り払ってもいいんじゃないかということになったのです。結果、98年以降のポジもピックアップして、2005から2017年にデジタルカメラで撮影した写真からも候補を選び直しました。

 

本の装丁。判型、綴じ、紙、フォント、レイアウトといったアートディレクションを総合的に担当してくれたのがインフルエンザ・ゴーゴーの佐野公康さん。90年代初期から数多くのサーフ、スノーブランドのイメージを構築してきた業界の重鎮。ゲンテンスティックやグリーン・クロージングのロゴは佐野さんが手がけたものです。現在もディギン・マガジン、サーフマガジンのアートディレクターをつとめています。デザイナーのアオッキーは僕らが決めた順番の写真をアドビのソフト、イラストレーターで神業のようにレイアウトしてくれて、変更があることがわかっていても妥協せず、キッチリと仕上げます。そんなアオッキーの職人魂は見習いたいものです。彼も佐野さんと共に古くからスノーボードシーンを見続けています。

僕の書いた日本語の文章を英語に訳してくれたのはニセコローカルのドミニク・チュリキです。現在はゲンテンスティックのニセコスタッフとして翻訳や通訳をしています。日本語とフランス語が堪能です。念のためにリライトをしてくれたのがイギリス出身で長野在住のスノーボーダーアンドリュー・ケリーです。JAPAN GRABSという日本発のスノーボーディングシーンを英語で発信するWEBサイトを作っています。

 

出版不況のなかで写真集を作る英断を下したのは大伸社の社長、上平諭さん。ボードカルチャーに特化したアートブックを出版するブエノブックスを作り、これまでも国内外の作家のアートブック、写真集を生み出してきました。62歳、現役のサーファーです。

 

写真集製作を総括するディレクターの杉本さん。ポジの受け渡しから、予定した発売日に間に合うようにスケジュールの調整、管理をする進行監督のような根気がいる仕事である。大阪本社に勤めるプリンティングディレクターの平田さんは用紙を提案して、それに合わせた製版データを作ります。ポジを印刷所のドラムスキャナでデジタルデータにして印刷をするためのCMYK製版データには様々な味付けが必要になります。例えば空などのグラデーションではトーンジャンプなどが起きないように色ごとに細かな調整をします。経験が必要な作業です。何度かの色校をもとにデータを修正していきます。印刷は工場がある大伸社の大阪本社で行います。8ページ分を一枚の大きな紙に印刷してページごとに裁断してまとめたものを糊付して完成。各工程ごとに沢山の人が関わっています。これらの作業があって、ようやく一冊の本が出来上がるのです。丁寧に梱包したものを、配送業者が書店やプロショップに届け、そしてようやくみなさんの眼に触れるという仕組みです。

 

その他の写真集

ポスター TT niseko '99

ポスター TT AK 98

ポスター TTAK8

OPENING PARTY

2017.12.8 (Fri) 18:00 − 20:00

 

写真展 開催中

2017.12.8(Fri)- 12.27 (Wed)

 

会場

スロープギャラリー

@SLOPE GALLERY

終了

写真集 「1994 THE PATH TO GENESIS」写真展 外から見た様子。2017年。場所 東京北参道スロープギャラリーにて

プレスリリース

写真家 樋貝吉郎 オフィシャルホームページ

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