STUDIO FISH i

YOSHIRO HIGAI

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PHOTO / YOSHIRO HIGAI

Posterseries Snowboard×4

スノーボードの楽しみは自然の山を滑ること。パウダーならば言うことはない。

この写真はゲンテンスティックがスタートした98-99シーズンに撮影した。

ニセコに珍しく8時のマジックサニーで終わらず、まだ抜けている。こんな日は撮影するしかない。メンバーはTTこと玉井太朗、高久智基、冒険家族のミネキ、ファーストくん。(センターフォーリフトに毎朝一番にいることから綽名がついた。スキーヤーの一番はドレッドのスウェーデン人パール・ダリーンであるのはローカルには周知のこと。)ひらふの尾根でウォームアップを終えると躊躇せずにアンヌプリに横移動した。一般的にニセコスキー場とはニセコアンヌプリという山に位置するひらふ(+花園)、東山、アンヌプリの三つのスキー場を指すことが多い。それぞれのベースが離れているから別の山にあると思っている人もいるかもしれないが、実はひとつの山に3つのスキー場がある。(モイワ、ワイス、チセヌプリはそれぞれ別の山にある。)スキー場のベースどうしは離れているが、山頂に向かってリフトを乗り継いでいくと上部ではかなり近い。右へ滑れば花園、左は東山、そしてこの写真を撮影したアンヌプリに簡単に行ける。撮影には白黒のフィルムを使った。英語ではblack&white.フランス語ではNoir et blanc.世界で初めての写真が撮られたのは180年前の1826年のことである。フランス人のニセフォール・ニエプスが8時間太陽の光を集めて画像が定着された。ニエプスは、太陽が描く画、へリオグラフと名付けた。晴れた日に撮る写真はまるで太陽が結晶の中に入り込むようだ。太陽は雪の結晶を銀の粒子に変換するのだ。

 

早めに移動したTTの作戦は功を奏した。手つかずのパウダーがまるまる残っていたのだ。玉井太朗が駆る自身のシグネチャーTTモデルはニセコのスロープに積もった雪の結晶の中を滑り抜けた。爆発した巨大な雪の飛沫が一体となり追いかけていった。太陽に照らされた結晶はレンズを透過してフィルムに定着した。ややあって舞い上がった雪は青空を背景に音もなく軌跡の上に舞い降りていった…。スノーサーフィンの草分けであるゲンテンスティックはTT165をインスピレーションとしてニセコで始動した。その力強く躍動する時代を顕した一枚である。

*スキー場の名称は1999年当時のものです。

 

 

TEXT 樋貝吉郎

・作品名 TT NISEKO'99

・ライダー 玉井太朗

・ロケーション ニセコ

・サイズ A1(594mm×841mm)

・紙厚 135kg(程よい厚み 上質紙)

・定価 3000円(+tax)

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実物のポスターにはこのようなクレジットが入ります。

 

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