太陽の周りに現れる虹の環のことを一般的には日暈(にちうん)と呼ぶそうだ。原理は太陽の光が氷晶というプリズムで屈折して七色に見えるそうだ。羊蹄山で現れた光の環は空一面に広がる雲のようなものとは、まるで別ものだった。ちょうど目の前5メートルから10メートルくらいの位置に浮かんでいた。右手から強い風に吹かれる雲に太陽がかかる度にあらわれ、濃くなったり、薄くなったり、近くへ遠くへ、大きく、小さく時に速く、時にゆっくりと動き続けた。それは何かを語りかけているようだった。
山頂の僕らに…。
TEXT 樋貝吉郎
・ライダー 永田学 パールダリーン
・ロケーション ニセコ羊蹄山
・サイズ A1(594mm×841mm)
・紙厚 135kg(程よい厚み 上質紙)
・定価 3000円(+tax)
完売
永田 学(写真 左)
無神論者なんだけど神様は地球とか宇宙なんだなって思った。俺たちってそのなかでウロチョロしてるんだなって。羊蹄山が僕たちのことを認めてくれたんだと思いました。
90年代 日本人初 インターナショナルチーム ロシニョールに所属
1994年 アラスカKing of hill フリーライド部門15位。1995、97年 伝説のローカル大会「ニセコお山の大将」優勝。テクニカルな斜面もメローな滑りで人々を魅了。
東京生まれニセコローカル。
Pär Dahlin(写真 右)
人生で一番キレイな瞬間。見るだけでスゴイのに写真を撮ってもらったなんて百万分の一の確率だよ。ありがとう。
元々はゴリゴリのスキーヤー。40歳過ぎからスノーボードをはじめ当時朝一のセンターフォーを沸かす。現在は人里離れた抜群のロケーションでBCツアーを主宰。ドレッドヘアがトレードマークのスウェーデン人。Parpowparadise代表
https://parpowparadise.com
この日、一緒に撮影した関口氏『「icon 4」のジャケットには、迷わずこの写真を使用させてもらいました。これまでの作品のジャケットのなかで一番気に入っています。忘れられない瞬間のひとつです。』
エビス フィルムス代表 関口 雅樹
北海道での深雪滑走シーンのみで構成した短編「deep/shinsetsu」やグリーンランド西海岸でのシーカヤック・スキー遠征を描いた「presence: 40 days in Greenland」はBanff Mountain Film Festival、Mountainfilm in Tellurideほか数々の山岳映画祭で入選、入賞。
www.ebisfilms.jp
スタジオフィッシュアイのポスターシリーズは、近年注目されている「水なしオフセット」印刷を採用。環境を配慮し、しかも美しい仕上がりが期待できるのがこの印刷の特徴です。ウォーターレス印刷は「水あり印刷」と違いインキが水でにじむことがありません。また「水あり印刷」ではどうしても避けることができなかったドットゲインによる色調の変化も「水なし印刷」で解消。点のひとつひとつがくっきりと再現、高精細で美しい仕上がりの印刷物を得ることを可能にします。さらに、凹凸の大きい上質紙やマット紙、和紙などの場合でもデータどおりの円形のアミ点を用紙上に確実に再現しました。