SHIGEO MORISHITA
海と土、そして植物と会話する
ザ・サーファーズ ジャーナル編集長
写真・文 森下茂男
NAOHIRO YOSHIDA
horizon代表。でかちょうこと吉田尚弘が生み出すアートは火花を散らせ留まることを知らない。
魚眼レンズで空を見上げると
まるで宇宙から地球を覗いているかのようだ
魚眼人という名前はここからきている
アクションスポーツとフォトグラファーとをリンクさせる 象徴だと思うからだ
アクションフォトグラファーたちは魚眼レンズを好んで使う
なぜならば表現者たちの内面の小宇宙を表現してくれるから
とは言え、かなり癖がある、特殊なレンズだ
構える高さとアングルで見え方が激変する
対象にグッと寄らなければ画にならない
表現すること
視野を広く持つこと
完璧じゃなくても、偏ってもいい…
TEXT YOSHIRO HIGAI
有料ダウンロード版は、本誌と同じ玉井太朗さんのインタヴューと共に紙媒体では表現しきれない美しい画像に加えヒガイヨシロウによるT.Tにまつわるエピソードコラムがお楽しみいただけます。
4ヶ月後、アラスカ、バルディーズに来ていた。ビデオで観たままの光景。ヘリのパイロットもベトナム帰りのチェット・シモンズだ。トレードマークのミラーサングラスと腰につけたピストルは本物である。玉井太朗はリアルなフィールドに立つと生き生きとする。いくつもストックしてある滑りたいポイントのひとつをチェットに伝える。チェットは低い声でヘリの代金であるカジノのプラスチック製のチップの色を答える。ヘリは大きく機体を傾けながら旋回する。玉井太朗はしっかりと(続きは有料コンテンツ)……